自立、自律する子に共通する母親の強さとは…
我が子の自立や自律
独立して立派な大人になることは
子を持つ親なら誰もが願う幸せでしょう。
その一心で、
子どもの将来の為になることなら何でも与えたいというのが親心というものだと思う。
しかし、一生懸命子供のためを思って色んなことをしても
それが報われないこともたくさんあることは、我が子に限らずたくさんその事実を見聞きしているだろう。
子どもがその才能を開花させられるかどうかは
子どもと親にとっての
「幸せの段階」をわかっているかどうかで決まるといってもいいだろう。
*幸せの段階とは。
親だろうと子どもだろうと
人はみんな、幸せになる為に生まれてきたと言い切っていい。
生まれながらに幸せになれることを約束されているにもかかわらず
幸せな人とそうでない人に分かれてしまうのは、
幸せに段階があることを知らないからです。
*幸せの第1段階:貰う幸せ
他の動物と違って
人は産まれてすぐ、自立して歩くことはできません。
食べ物を得ることも、敵から身を守ることもできない。
だから、親を含めて
周りにいる大人たちに無償の愛が注がれます。
その愛情は、死ぬまで与えられ続けます。
私たちは、生まれながらに
周りから貰う幸せを得ています。
*幸せの第2段階:自分でできる幸せ
あらゆる形で愛を貰い続けて成長すると、人は自分の力で何かをしたいと思うようになります。
興味の赴くままに、走ったり歩いたり、止まったり、遊んだり
それはもうあらゆることに挑戦して、できることを増やしたいと考えます。
この時、徐々に
これまで守って来てくれた親や大人たちに対して反抗心が芽生え、大きくなります。
これは、自立と自律への第一歩です。
何でも自分でやりたい気持ちが、
大人たちの干渉を自由を邪魔するもと感じさせるのです。
甘える一方、自分でやりたいという葛藤と闘う時期でもあるわけです。
この段階では、人は果敢に挑戦し、時に挫折し、時に傷つき、試行錯誤し、自分を高めることに没頭することができます。
この段階で、多くの挑戦をさせられるかどうかが
子どもの成長と自立と自律を大きく左右するポイントです。
親、特に母親にとって
子への愛情は、年齢を重ねても変わることはありません。
だからこそ、
子どもに降りかかる危険や自分が理解できない負担、険しい道や選択肢はできるだけ取り除きたいと強く願っているものです。
その気持ちが、
子どもの2段階目の幸せを奪うことになってしまいます。
2段階目に突入した子どもたちには
大いに失敗と挑戦をさせることで、今まで当たり前のように受け取っていた愛情、母の献身的な姿勢、父の働き、社会の支え、あらゆるものを理解する素地が構築されていきます。
それを経験すると最終段階へ移ることができます。
*幸せの第3段階:与える幸せ
これまで受け取って来た沢山の愛情を
自分を支えてくれた親や友人、地域社会、次の世代へと繋ぐのだという段階に入ります。
この段階にたどり着いた人が、
沢山の人たちに感謝される仕事をすることができ、沢山の人たちに感謝される存在になれる。
多くの人に信頼される、尊敬され、感謝される人物になるということは、経済的にも、社会的にも、精神的にも、幸福感に満たされた人生と癒えるのではないでしょうか。
高い能力を身につけることではなく、
人格を如何に形成するか。
それは人の幸せの段階を理解し、
子どもや若者に、果敢に挑戦させることができるかどうかにかかっています。
可愛い子には旅をさせよ、昔の人はそれをよく理解して人を育てていたのでしょうね。
ありがとうございました。
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