振る舞いや姿勢の大切さ
今の自分では解決できない課題にぶつかったとき、
若者や学生、生徒、子どもたちは
自分で調べたり、誰かに質問したりします。
その質問が大人にはわからなくて困ったことはありませんか?
「先生に聞きなさい」
「調べなさい」
と自分がわからないことを誤魔化すことは簡単です。
その時こそ、「学ぶ姿勢」とはどういうものかを伝えるチャンスだと思います。
大人が、わかるまで調べてみる。
人に聞いてみる。
図書館まで足を運ぶ。
そんな姿勢を見せることで、
「あー、わからないことがあるとき
そこまでして調べたり、人を訪ねたり、考えたりするんだなぁ」と
わからないことを解決する姿勢を伝えることができます。
以前、塾生たちと一緒に
海外からの旅行者に地元奈良の魅力を伝える為の活動を行ったことがあります。
その活動を通して、
海外を遠く離れた国だと思っている塾生たちの信念が伺えました。
これから世界で活躍する視野を養う為には、
世界は狭い、もっと近い存在なのだと感じてもらう必要がありました。
活動中に知り合ったイタリアから来た2人組と仲良くなりました。
日本の考え方、価値観、思想、その根底にあるものについてコミュニケーションをとっていると
「お前、面白いからイタリアに来て話をしてくれよ」と声を掛けてもらえました。
これはチャンスだと
その2週間後に私はイタリアに飛びました。
この行動を間近でみていた生徒たちは
そんな気軽に行けるところなのかと
捉え方がガラッと変わったようです。
その時の塾生らは
その後、アメリカ、東南アジア、ヨーロッパへと留学、短期留学、語学研修
色々な形で海外へと飛び立って行きました。
どんな知識を得るかに注目してしまいがちですが、
姿勢そのものを伝えることで、
学び方、生き方は大きく成長します。
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